皆さん食物アレルギーというとどのようなものをイメージするでしょうか。甲殻類、くだもの、たまご、小麦、そば、など色々ありますよね。食べるとのどがかゆくなったり、蕁麻疹がでたり。命にも関わるようなものをイメージされる方が多いと思います。
こちらの記事では、実は自分でも気づいていない隠れアレルギー、もしかしたら肌荒れの原因になっているかも?という食物アレルギーについてお話します。
・自分は食物アレルギーはないと思っている
・ニキビが何をしても治らない
・なんとなく身体の不調がある
という方はぜひお読みください。
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フードアレルギーの種類
即時型フードアレルギー
食物アレルギーのほとんどがこちら。摂取してから短時間(数分~数十分)でかゆみ、蕁麻疹、赤みなどの皮膚症状をはじめ呼吸器のや消化器の症状が現れます。原因となる抗体はIgE抗体で、すぐに症状が現れるため気づきやすいのが特徴です。
遅延型フードアレルギー
こちらは摂取してから症状が出るまで数時間~数日後と遅く、また症状も疲れやすい、気持ちが落ち込む、頭痛、などと緩やかなものが多いため気づきにくいのが特徴です。原因となる抗体はIgG抗体で、日常的に食べているものが実は反応を起こしていたということがあるため、日ごろから不調を感じそれが慢性的になっていることが多いのが現状です。 -
遅延型アレルギーと肌荒れの関係性
遅延型アレルギーはほとんどが気づかずに摂取していると言われています。症状も病院に行くほどではないようなものが多いため、気にしない方も多いようです。実は遅延型アレルギーの症状はさまざまでその数150種類以上と考えられています。
遅延型アレルギーの症状のなかにはニキビや肌荒れもあります。ニキビが何をしても治らない、繰り返す方はもしかしたら遅延型食物アレルギーがあるかもしれません。ほかにも日常的に倦怠感があるような方も、実は原因が食物からきている可能性もあるのです。
実際にご自身で遅延型アレルギーが気になって検査をし、牛乳と卵の数値が高かったことから牛乳と卵を避けるように意識をすると肌荒れがおさまってきた方もいらっしゃいました。好物やよく食べる物が実は身体に悪影響を及ぼしていることもよくあるので、日頃の食生活を振り返ってみるのも良いですね。 - 検査法
現在は専門の医療機関か、ネットでも遅延型アレルギーの検査キットがあります。医療機関でも保険のきかない自費診療となるため数万円かかりますが、自分の身体になにが合わないのか知っておきたい方は検査してみると良いでしょう。 - 対策
・摂取頻度の高い食物は頻度を開けてとるようにする
・食べたもの、翌日の体調、肌の状態をメモをして照らし合わせてみる - さいごに
遅延型フードアレルギーは命に関わるものではないので、過敏になりすぎなくても良いとは思っています。ただ肌荒れがなかなか治りにくいという方が、もしかしたらフードアレルギーの影響もあるかもしれません。肌荒れを改善していきたい方の改善すべき点のヒントのひとつになれば良いと思っています。
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